過去の展覧会



アルスギャラリー24周年記念展
箭内道彦「樹木希林さんとのクリエイション」

日 程 5月13日(火)〜5月25日(日)
月曜休廊
時 間 11時〜18時
【ギャラリートーク】 ゲスト:内田也哉子さん
会場:アルスギャラリー(渋谷区神宮前5-13-1)
開催日時:2025年5月21日(水) 開場 18:30 開演 19:00 参加無料
参加ご希望の方は事前に下記フォームよりお申し込みください。
定員に達し次第、受付を締め切ります。
申込フォーム

希林さんと語り合い、
創り上げたクリエイションの数々。
そこに存在した時間のひとつひとつは、
広告という一過一瞬の花火でありながらも
僕にとってかけがえのない一生の宝物であり、
デザインであり、アートなのです。



箭内道彦

1964年福島県郡山市生まれ。
風とロック主宰
東京藝術大学美術学部デザイン科教授


アルスギャラリー24周年記念展A
「無言館と、80年後を生きる私たち」

日 程 9月24日(水)〜30日(火)
時 間 11時〜18時
東京藝術大学美術学部大学院美術研究科デザイン専攻 第2研究室
石井浩一 帖佐小雪 平川紗里奈 本田夏帆
アーティストトーク
9月25日(木)19:00〜
無言館共同館主 内田也哉子
石井浩一 帖佐小雪 平川紗里奈 本田夏帆 

今年6月、上野の東京藝術大学で戦没画学生慰霊美術館「無言館」についての授業を、その共同館主である内田也哉子さんが行ないました。
講義を受けた学生の中の4人が、自らその月に長野県上田市の山腹に建つ無言館を訪れます。自分たちと同じ年代、自分たちと同じ学校に通っていた先輩たちの絵と無言で向き合う中で、その青春を、あの戦争を、そして今を思いながら、八十年後のリアルタイムを生きる4人が、それぞれに作品を創造しました。

この小さな展覧会は、無言館から依頼されたものではなく、重なる出会いが生んだ、学生たちの心のドキュメンタリーとしての発信でもあります。

賑わう夏の原宿を闊歩する若い方々が、偶然このギャラリーを覗き、八十年前と現在に想いを馳せる、そして長野県上田市の無言館に足を運ぶ、そのようなきっかけに、もしもなれたなら幸いです。




花渕浩二 写真展 「rotten」

日 程 10月7日(火)〜12日(日)
時 間 12時〜19時
レセプション
10月7日(火)18時〜19時半

美味とは色鮮やかで、新鮮で、良い香りがして思わず口に運びたくなるそんな本能に訴えてくる魅惑がある。それはまさに生の歓び、命の輝きでもある。
一方、不味とは主に腐敗にあって、立ちこめる腐臭、終わりの瞬間の覚悟のような味わい、腐敗臭や嘔吐などの身体感覚が立ち上がってくる、それはまさに死への不安である。

腐敗はわれわれが「そこから出てきて、そこへ帰ってゆく」世界そのものの要約であり、引き裂かれた両義性をはらんでいる。「活気にみち、悪臭を放ち、生温かく、恐ろしい面貌をしたこれらの物質、そのなかで生命が発酵し、卵と胚と蛆がうごめいているこれらの物質」から出てきたわれわれは、それに恐怖しつつ魅惑されるという両義的な反応をせざるを得ない。

時に美しく、また時に醜くさえもある生物として受け入れねばならない一つの不可避の結末であるが、その暴力的な非日常性を逆手にとって「rotten」で現在の生活から離脱し自分の存在様式を外部から冷静に見つめ直すための視点を得ることを目指しています。

かけがえのない今を意識したとき日常の味は美味へと昇華する

不味(腐敗)を意識しよう、何気ない味が、切なく、味わい深いものに変わるはずだ。

花渕浩二

1978年生まれ
宮城県仙台市出身
料理カメラマン
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